いちごの食べ頃はいつ?タイミングの見極め方と保存方法

いちごの食べ頃はいつ?タイミングの見極め方と保存方法

冬から春にかけて旬を迎える、人気の果物いちご。特に食べ頃のいちごは味わいも香りもフレッシュで、果物らしい爽やかな風味を存分に楽しめます◎しかし店頭にズラリと並んでいるいちごの中から、食べ頃で美味しいものを選ぶのは難しいと感じる人も多いはず。 そこで今回は、いちごの食べ頃について紹介します!購入したいちごの食べ頃とはいつなのか、また食べ頃のいちごを店頭で見極めるポイントなど詳しく解説するので、食べ頃で新鮮ないちごを味わってみたい人はぜひ参考にしてくださいね♪

いちごはすぐに食べるべき?食べ頃はいつ?

果物の中には収穫後に追熟するものがあり、購入した後すぐに食べず、数日間常温で置くことで甘みが増すこともあります。しかしいちごは追熟しない果物なので、収穫して間もない新鮮なうちが食べ頃です。

そのため購入したいちごは、できる限り早めに食べるのがおすすめ◎またいちごを保存する際、直売所などで購入した新鮮なものは常温で保管しても問題ありませんが、スーパーで購入したいちごは収穫から時間が経っていることも多いため、基本的に冷蔵庫の野菜室で保管した方が、美味しさをキープしやすいですよ。

こちらの記事では、いちごの保存方法について詳しく紹介しています。いちごの美味しさをキープするための情報が満載なので、ぜひ併せてチェックしてくださいね!

【保存編】いちごのおいしさを長持ちさせる!冷蔵庫・常温の効果的な保存法

いちごの食べ頃サインは?

ここからは、いちごの食べ頃サインを見極めるポイントについて紹介します。

いちごはどれも赤くてツヤツヤしていて美味しそうですが、よく観察すると色づきやヘタの状態などそれぞれ違うことが分かります。今回は新鮮で食べ頃ないちごの特徴を3つ解説するので、店頭でいちごを選ぶ際ぜひ注目してみてください◎

ポイント①果実全体がムラなく色づいている

店頭でいちごを購入するときは、できるだけ果実全体がムラなく色づいているものを選びましょう。いちごといえば、元気いっぱいの赤色が特徴的ですが、よく見るとヘタに近い部分が緑色っぽかったり、白いものがあります。

いちごは収穫後短い間しか鮮度を保つことができないデリケートな果物なので、市場への流通を良くするため完熟前に収穫されることも多くあります。ヘタに近い部分が赤く色づいていないものは、未熟で食べ頃でない可能性が高いため避けた方が良いでしょう。

ポイント②表面のツブツブが赤く染まっている

いちごの表面には、ツブツブした種のようなものが付いていますよね。実はこのツブツブは種ではなく果実で、この部分の色づきもいちごの食べ頃を測るうえで重要になります。先ほど紹介したように、いちごは果実全体がムラなく色づいているほど完熟に近く食べ頃です。

いちごのツブツブをよく見ると、黄色っぽいものや茶色っぽいものなどがありますが、食べ頃のいちごはツブツブの部分まで果皮と同じくらい赤く色づいています。さらにツブツブが果肉に埋もれるようにみっちりとしているものは、生育が良く甘い証ですよ。

ポイント③ヘタが反りかえっていて元気がある

いちごのヘタは鮮度が現れやすく、そのいちごが新鮮かどうか知りたいときに役立ちます。新鮮ないちごのヘタはくるんと反りかえっていて元気があります。また色は、青々しく鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。

反対に、ヘタがぺたんと果肉にくっついていて元気がなく、色も茶色っぽく変色しているものは収穫から時間が経っている可能性が高いです。いちごは新鮮なうちが食べ頃なので、果実だけでなくヘタの状態もよくチェックし、できるだけ鮮度が高いものを選びましょう。

食べ頃を過ぎたいちごはどうしたらいい?

ここからは、食べ頃を過ぎてしまったいちごの特徴と、おすすめの消費法について紹介します。

先ほども紹介したように、いちごは鮮度が命で非常にデリケートな果物です。収穫後は短い間しか鮮度を保つことができないため、保存している間に食べ頃を過ぎてしまうことも。せっかく購入したいちごを無駄にしないためにも、まだ食べられるものはしっかりと見極め、アレンジレシピも活用しながら最後まで美味しく食べきりましょう!

食べ頃を過ぎてしまったいちご

食べ頃を過ぎてしまったいちごは、見た目や香りに変化があるものの、一見するだけでは判断が難しく、うっかり腐らせてしまう可能性もあります。購入したいちごはできるだけ早めに食べきるのがベストですが、どうしても保存する必要がある場合は、以下の点に注意しながらこまめに様子を観察するようにしましょう。

  • 黒やピンクなどの変色が見られる
  • ハリや光沢が弱くなっている
  • ヘタに元気がなくなっている
  • フレッシュな香りが落ちている

上記のような特徴がみられる場合、そのいちごは食べ頃を過ぎ、傷みかけているサインです。このまま放っておくと腐ってしまうため、できる限り早く消費しきりましょう。またこのようないちごを食べてみて、果肉がぐじゅっとしていたり、明らかにおかしな味がする場合はすでに腐ってしまっている可能性が高いため食べるのは控えましょう。

食べ頃を過ぎたいちごのアレンジレシピ

食べ頃を過ぎてしまったいちごを、生でそのまま食べるのは抵抗があるという人も多いですよね。そんなとき活用してほしいのが、いちごのアレンジレシピです。いちごは様々な食材との相性が良く、また加熱調理しても美味しく食べることができます!

例えば、定番のいちごジャムは、鍋で砂糖、水と一緒に煮込むだけなので簡単にできますし、消毒した瓶に詰めて保管すれば冷蔵庫で数カ月は日持ちしますよ。また焼き菓子の生地に混ぜ込んだり、他の果物や野菜と一緒にスムージーにしたりと、いちごは幅広い調理に向いているので、食べ頃を過ぎたからといって捨ててしまわず、ぜひ食べ方を工夫してみてください◎

いちごジャム

いちごのアレンジレシピといったらこれ!定番の「いちごジャム」。手軽に作れて長期保存できますし、トーストやヨーグルト、アイスクリームにかけたりと色々使えて便利ですよ◎

【材料】

  • いちご 750g
  • 砂糖 120g
  • レモン汁 大さじ2

【作り方】

  1. いちごのヘタを切り落とし、水洗いして水気をしっかり拭き取ります
  2. 鍋にいちごと砂糖を入れ、全体に砂糖をしっかりまぶします
  3. いちごと砂糖がしっかり混ざったら弱火にかけ、水分が出るまで煮込みます
  4. 水分が出てきたら中火にしてアクを取り除きます
  5. レモン汁を加えて、さらに1時間ほど焦げないように煮込みます
  6. 消毒をした瓶などに入れて完成です(冷蔵庫で3週間ほど保存できます)

いちごヨーグルトムース

お子様ウケバツグンの簡単デザート「いちごヨーグルトムース」。さっぱりとしたヨーグルトの酸味といちごの甘みがマッチします◎

【材料】

  • いちご 1パック
  • ヨーグルト(無糖) 400g
  • 砂糖 75g
  • 粉ゼラチン 15g
  • 粉ゼラチン用のお湯(60℃くらい) 100ml

【作り方】

  1. いちごはヘタを取って水で洗い、ヨーグルトと一緒にミキサーにかけます
  2. ボウルに砂糖と1を入れ、全体をしっかり混ぜます
  3. お湯に粉ゼラチンを加え、スプーンで底の方からよくかき混ぜて溶かします
  4. 2に溶かしたゼラチン液を加えて混ぜます
  5. タッパーなどに移し、冷蔵庫で1~2時間冷やし固めれば完成です

いちごのカッペリーニ

甘酸っぱいいちごが、ランチにピッタリなパスタに大変身する「いちごのカッペリーニ」。いちごの爽やかな風味で、お腹も心も満たされる一品です◎

【材料】

  • いちご 12個(大きさにより)
  • レモン 1/8
  • カッペリーニ(なければ普通のパスタでOK) 100g
  • パスタ用塩 10〜15g
  • Aオリーブオイル 適量
  • A塩 3つまみ
  • Aお酢 約小さじ2(お好み量)
  • Aすりおろしにんにく 少々
  • Aクレイジーソルト 少々
  • Aバジル、ローズマリーなどお好みハーブ 少々
  • Aはちみつ 少々

【作り方】

  1. Aを全て混ぜてドレッシングを作っておきます
  2. いちごの半量を細かくカットし、残りは薄くスライスします
  3. 鍋にお湯を沸かして塩を加え、パスタを茹でます
  4. その間に細かくカットしたいちごをスプーンなどの背で潰しておきます
  5. ざるにパスタをあけて、しっかり冷水で洗ってしめます
  6. パスタに潰したいちごとドレッシングを加えてよく和えます
  7. お皿に盛り付け、スライスしたいちごとレモンを飾れば完成です

まとめ

今回は、いちごの食べ頃について紹介しました。

いちごは追熟しない果物で、収穫してから間もない新鮮なうちが食べ頃です。スーパーなどの店頭で購入したいちごはあまり日持ちしないので、できるだけ早めに食べきりましょう◎

食べ頃を迎えたいちごには、果皮の色づきやヘタに特徴があり、ポイントさえおさえておけば誰でも見分けることができます。店頭で購入する際は食べ頃サインを見極め、甘くて美味しいいちごをぜひゲットしてくださいね♪

いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

SHARE

Xシェアボタン facebookシェアボタン lineシェアボタン ポケットシェアボタン はてなブックマークシェアボタン noteシェアボタン

関連する記事

食べ頃に関する記事

イチゴに関する記事

人気の記事