あんずはすぐに食べるべき?食べ頃はいつ?
あんずは、固い状態のものと触った時に少し柔らかい熟しているものがあります。固い状態のものは収穫してすぐのものがお店に並んでいる状態なので、熟しきっていません。そのため、自分で追熟させる必要があります。
追熟とは
追熟とは、一部の果物を柔らかくなるまで少しの期間放置することを指します。この追熟をすると、実が柔らかくなり、酸味より甘みが強くなります。
追熟のポイントと注意点
常温で追熟する場合は、2〜3日ほどそのまま放置すればOKです。ただし、温度が高すぎると腐ってしまうので、風通しの良い直射日光が当たらない場所で保管するようにしてください。また、冷蔵で追熟する場合は、中の温度が低いため、あんずが完全に実が固いままだとうまく追熟できない可能性があります。そのため、1〜2日ほど追熟させて、少し柔らかくなってきたタイミングで冷蔵庫に入れてください。この時、あんずをラップに巻いて乾燥させないようにするのがポイントです。
あんずの食べ頃サインは?
ここでは、あんずの食べ頃のサインについて解説します。
ポイント①触った時に少し柔らかい
あんずは熟してくると少し柔らかくなります。そのため、触った時に少し柔らかいものは、追熟されて甘くて美味しい状態なので、このタイミングに食べるのがおすすめです。
ポイント②見た目が濃い色になっている
見た目の色が濃いオレンジ色になっているあんずは食べ頃のサインです。黄緑色で触った時に固いものは、収穫されてすぐで熟されていません。このタイプのあんずは酸味が強いので熟してから食べるようにしましょう。
ポイント③甘い香りがする
追熟されているあんずは、皮から甘い香りがします。スーパーで並んでいるものや、自宅で追熟しているものは、柔らかさや皮の色の他に、甘い香りがするかどうかもチェックしてみてください。
食べ頃を過ぎたあんずはどうしたらいい?
ここでは、食べ頃をすぎてしまったあんずの特徴と大量消費出来るレシピを紹介します。
食べ頃を過ぎてしまったあんず
食べ頃をすぎてしまったあんずは、下記のような特徴があります。
- 色が茶色くなっている
- シワシワしている
- 柔らかすぎる
色が変色しているのは、中に含まれているポリフェノールの成分が変色しているためです。この茶色くなった部分を取り除けば問題なく食べられます。また、見た目がシワシワしているのは、あんずの実に含まれる水分が抜けてしまっている状態ですが、そのまま食べて大丈夫です。柔らかすぎる場合は、中身が腐敗が始まってしまうので、出来るだけ急いで消費しましょう。
これらの特徴があるあんずは早めに消費したほうが良いですが、食べられる状態です。しかし、嫌な匂いがしたり、粘つきがある場合は腐っている可能性があります。そのため、食べずに捨てるようにしてください。
食べ頃を過ぎたあんずのアレンジレシピ
食べ頃を過ぎたあんずを消費するには、ジャムやお菓子作りに使うのがおすすめです。
あんずのジャム
▼材料
- あんず 適量
- 砂糖 大さじ2(調節してOK)
- レモン汁 適量
▼作り方
- :あんずを水で洗い、皮とタネをとって半分にカットする
- :一口サイズにカットして耐熱皿に入れる
- :砂糖とレモン汁を追加する
- :500Wの電子レンジで3〜5分加熱する
あんずのパウンドケーキ
▼材料
- ホットケーキミックス 1袋
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ2
- バター 150g
- あんず 2個
▼作り方
- :あんずを水で洗い、皮とタネをとって一口サイズにカットする
- :ボールの中にホットケーキミックスと卵、砂糖、バターを入れて混ぜる
- :ボールにカットしたあんず入れてサクッと混ぜる
- :パウンドケーキの型に流し入れて、180°に熱したオーブンで20分焼く
あんずのコンポート
▼材料
- あんず 3〜4個
- 砂糖 大さじ3
▼作り方
- :あんずを水で洗い、皮とタネをとって一口サイズにカットする
- :鍋にあんずと水を1カップ、砂糖を入れて加熱する
- :煮詰まってきたら火止める
まとめ
今回は、あんずの食べ頃のサインを紹介しました。スーパーで売っているあんずは固いものもありますが、追熟させれば、甘くて柔らかい状態で食べられます。また、食べ頃を過ぎてしまったあんずもサインを見逃さないようにすれば、捨てずに食べられます。記事を参考にあんずを美味しく食べてみてください。