日本一のあんず産地は？生産量推移
農林水産省のデータによると、日本で一番あんずが作られている都道府県は、青森県です。青山県では、1,002.9tものあんずが生産されており、シェア率を高いのが特徴です。ついで生産量が多い都道府県は、長野県の624.0tと香川県の0.7tです。長野県は青森県同じくシェア率が高くなっています。
美味しいあんずが育つ条件とは？
ここでは、美味しいあんずが育つ条件は下記の通りです。
- 条件①太陽の光がよく当たる
- 条件②水捌けの良い土壌
- 条件③風通しが良い
それぞれ詳しく解説します。
条件①太陽の光がよくあたる
美味しいあんずが育つためには、太陽の光をよく浴びられる環境が重要です。日陰ではあまりうまく育たないので、実がならなかったり、枯れてしまうおそれがあります。ハウス栽培では太陽の光が当たらない、もしくは当たりずらいですが、あんずが育つ環境に調節してあるので、問題ありません。
条件②水はけの良い土壌
あんずは、水はけの良い土地を好みます。乾燥には強い植物のため、水がなくて土が少しカラッとしていても、すぐに枯れてしまうケースは少ないです。しかし、あんずは、排水できない環境に非常に弱いので、水はけが悪い場所で栽培をすると、腐ったり枯れてしまう場合があります。
条件③風通しが良い
風通しが良く、気温が高くなったり低くなったり、大きく幅がない環境を好みます。じめじめとした環境だと排水できずに腐ってしまうので、太陽の光が良くあたり、風がよく通る場所で栽培するのが重要です。ハウス栽培の場合は風が通らないですが、気温が最適な状態に管理されているので、美味しいあんずが育ちます。
あの地域がなぜ？あんずの名産地の秘密に迫る！
ここでは、あんずの生産量が多い産地の栽培の特徴について解説します。
【１位】青森県のあんず栽培の特長
青森県は日本で一番あんずが生産されている都道府県です。美味しいあんずを作るための「水はけの良い土地」「太陽の光がよくあたる」「温度の変化が少ない」の条件を満たしているので生産量が多いのが特徴です。酸味と甘みのバランスが良い「八助」という品種が人気で、多くの人に食べられています。そのまま生で食べても、ジャムに加工しても美味しく食べられます。
【２位】長野のあんず栽培の特長
長野県は日本で2番目にあんずが生産されている都道府県です。国産のあんず作りに力を入れており、生で食べられるものと、シロップ漬けや加工するのに適したあんずの両方を栽培しているのが特徴です。特に人気がある「信州大実」「ハーコット」は生で食べられますが「信州丸」は加工に向いているあんずです。
【３位】香川県のあんず栽培の特長
香川県は、日本で3番目にあんずの生産量が多い都道府県です。あんが育ちやすい環境はもちろん、国分寺地域では、スイーツ作りに最適なあんずを栽培しています。香川県で栽培されている「昭和」「ハーコット」などの早生品種が人気があります。この二つのは、酸味と甘みのバランスがよく取れており、加工してもそのまま生で食べても美味しく食べられます。6月ごろに旬を迎えます。
まとめ
今回は、日本で一番あんずを生産している産地について解説しました。美味しいあんずは、太陽の光がよく当たる、水はけの良い土地でよく育ちます。生産量が多い青森県や長野県、香川県では、これらの条件をクリアしているため、あんずがたくさん作られています。産地によって栽培している品種が異なるので、食べ比べしても楽しめるでしょう。記事を参考に美味しいあんずを見つけてみてください。
