特徴
「紫峰(しほう)」は果実は28g前後の大果で帯円三角形を呈し、裂果及び双子果の発生は 少なく、玉揃いも良いとされています。果肉色は淡黄色で肉質は粉質で、クリタマバチ抵抗性の強い品種となっています。栗らしい王道の味わいで、ほんのり栗の香りを感じます。癖がないので甘煮や栗ご飯、栗きんとんなどさまざまなアレンジを楽しめるのも最大の魅力と言えます。
旬の時期
9月中下旬に収穫されます。
味
甘味及び香気は中程度とされています。
歴史
「紫峰」は「銀鈴」と「石鎚」を交配して育成され1994年に品種登録されました。別名としてクリ筑波38号とも呼ばれています。品種名の「紫峰」は育成地(茨城県つくば市)に近い筑波山の別名が由来となっているようです。
産地
東北から九州までが適地とされていますが、産地についての詳細な情報についての記載は見受けられませんでした。