果物手帖
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金蜜

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特徴

「金蜜(きんみつ)マンゴー」は台湾が原産の品種です。黄金のようなきれいな外観と蜂蜜のような味わいがあることから「金蜜」という名がついた品種です。2013年ごろから市場に出始め、その後一気に出荷量が増え広く知られるようになってきました。「金蜜」は台湾でも希少で美味しいことから贈答向けの高級品として扱われているそうです。沖縄で栽培されている一般的なマンゴー(アーウィン種)よりも生産量はずっと少なく、名称違わぬ濃厚な甘さから高値で取引され、本州では百貨店などでしかお目にかかれないマンゴーです。金蜜マンゴーの大きさは400~500gとアーウィン種より少し小ぶりですが形はよく似ており、あまり扁平せずふっくらと丸みのある形をしています。外皮の色は黄色く、完熟しても赤色にはなりません。栽培環境によっては、表皮に茶褐色の斑点が出ます。

旬の時期

金蜜マンゴーの収穫時期は台湾では6~7月のようですが、沖縄での収穫期は7~8月にかけてで、その期間が旬となります。

肉質は繊維がほとんどなく多汁で、糖度は高く18~24度にもなるそうです。甘味が濃い玉文マンゴーとは違い、金蜜マンゴーはまろやかな甘味が広がります。

歴史

第二次大戦の終わりに、日本軍によって徴兵されフィリピンに出征した台湾の軍人が、終戦とともに現地から持ち帰ったマンゴーの種を植えたところ発芽し実生となりました。その実生を原木とし、株分けしたものが現在作られている「金蜜」であるとする説と、その原木と台湾の在来種を交配させて出来たとする説の2つの説があります。

産地

「金蜜」マンゴーはもともと台湾で作られている品種ですが、国内では沖縄の各地で栽培出荷されています。2013年頃から市場に出回りだし年々増加しているようです。それでも出荷量はアーウィン種などを含めた全体に占める割合はとても少なく、本州では一般のスーパーなどで見ることはほとんどありません。

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