特徴

「オレンジハート」は網目（ネット）があるネット系のメロンです。網目は均一に細かく入っていますが、アールス系のネットと比べると盛り上がりの厚みが低い特徴があります。マスクメロン（アールス系メロン）と同じようにツルの部分をT字状に残して収穫され、高級感が漂います。オレンジハートの果肉は、赤いというよりは黄色みを帯びた濃いオレンジ色です。赤肉系メロンはカロチン臭のするものが多いですが、オレンジハートにはそのようなクセもなく、非常に食べやすいとされています。希少な品種であることと、外観と味ともに良好なことから贈答品としての人気が高い品種です。

旬の時期

収穫は5月下旬頃から6月となっています。

味

糖度16度以上で、きめ細やかな肉質と口当たりのよさが特徴で、贈答用としても人気のメロンです。

歴史

オレンジハートはJA熊本うき管内で作られている赤肉メロンのブランドで、糖度16度以上など一定の基準を満たしたものだけをこの品名で出荷しています。名称はオレンジ色の果肉と「ミカンの産地」宇城をイメージして「オレンジ」、また、心を込めてという意味を込めて「ハート」、併せてオレンジハートとつけられたそうです。

産地

主な産地は熊本県のJA熊本うき管内で、2004年に導入されて以来、高い品質管理によるブランド化がすすめられています