特徴
「台湾マンゴー」は台湾産のマンゴーの総称で、その種類は15種類以上あると言われています。そのうち有名なものに「土マンゴー」「愛文マンゴー/アップルマンゴー」「キーツマンゴー/グリーンマンゴー)」「金煌(きんこう)マンゴー」「玉文(ぎょくぶん)マンゴー」があります。
土マンゴー:台湾の軒並みによく植えられている品種で、小ぶりで緑色の表皮と果肉は濃い黄色をしています。「台湾本島マンゴー」などとも呼ばれる在来種です。
愛文マンゴー/アップルマンゴー:艶やかで鮮やかな赤い果実なので「アップルマンゴー」とも呼ばれています。今では台湾で栽培されているマンゴーの4割を占めています。
キーツマンゴー/グリーンマンゴー):グリーンからオレンジ色で、さっぱりとした甘みが特徴のマンゴーです。マンゴーの中では晩成品種です。
金煌(きんこう)マンゴー:洋ナシのように細長い形をしたマンゴーです。淡い黄色の果実は、繊維が少なくてなめらかとなっています。
玉文(ぎょくぶん)マンゴー:「金煌」と「愛文」から作られた品種で、両方の良い点を兼ね備えています。重いものは1kg以上にもなるほど、大きなサイズが特徴です。
旬の時期
台湾のマンゴーの旬は5月~7月と言われています。
味
土マンゴー:しっかりとした香りと甘さがあります。
愛文マンゴー/アップルマンゴー:強い甘味と豊かな香り、甘さを引き立てる酸味もあります。
キーツマンゴー/グリーンマンゴー:さっぱりした甘みが特徴です。
金煌マンゴー:繊維が少なくてなめらか。さわやかな甘さです。
玉文マンゴー:糖度24度以上の甘さ濃厚のマンゴーです
歴史
土マンゴー:台湾で最も古く16世紀から栽培されている品種です。
愛文マンゴー/アップルマンゴー:台湾で栽培が始まったのは1950年代と比較的最近です。アメリカのフロリダ州から台湾へとやってきました。
キーツマンゴー/グリーンマンゴー:1950年代にアメリカから渡来してきた品種です。
金煌マンゴー:台湾の農家が、外国品種をベースに品種改良を重ねて生み出したマンゴーです。
玉文マンゴー:「金煌」と「愛文」から作った品種です。
産地
台湾が産地のマンゴーとなっていますが、国内では沖縄県や宮崎県で栽培されているようです。