果物手帖
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太天柿

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特徴

「太天(たいてん)」の果形は「平核無」のような扁平ですが「平核無」に比べ角は丸みを帯び、肩の部分にもふくらみがあります。大きさはとても大きく「富有」の約1.5倍で、平均でも500g程になります。最も大きな特徴は「渋柿」であることと、非常に大きな果実になるということです。食べ頃に熟した状態ではジューシーでサクサクとしたやや粗い食感ですが、熟すにつれ柔らかくなり、糖度は「富有」と同じくらいとされています。やや硬めでサクサクとした独特の食感が特長の太天柿ですが、日が経つにつれて柔らかく変化していくので硬い柿が苦手な人でも楽しめます。

旬の時期

「太天」は晩生の品種で、収穫は11月上旬辺りから始まりますが、脱渋ご出荷されるので、出回るのは11月中旬ごろからになります。最盛期の旬は11月中旬から12月上旬にかけてとなります。

食べ頃ではジューシーで、サクサクとしてやや粗い食感ですが、熟すにつれ柔らかくなり、糖度は「富有」と同じくらいとされています。

歴史

「太天柿」は農林水産省果樹試験場安芸津支場において、1993年に「不完全甘柿」の「黒熊」に、「完全甘柿」の「太秋」を交配して得られた実生から選抜育成された大果で食味がいい、晩生種の渋柿です。2007年に命名発表され、登録出願、2008年に「かき農林13号」として農林認定品種に登録、2009年に種苗法に基づく品種登録がされています。名前は、『天から授かった、素晴らしい、大きな果実のカキ』という意味で付けられたそうです。

産地

「太天柿」は現在のところ愛媛県でしか商業生産はされていないようで、政府がまとめた全国の栽培面積でも愛媛県の2.9haのみとなっています。

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