果物手帖
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あんぽ柿

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特徴

「あんぽ柿」はドライフルーツの一種で、渋柿を硫黄で燻製した干し柿のことをさします。ドライフルーツの一種ですが、水分量は50%(干し柿は20~30%)と多くゼリーのようなジューシーな食感が特徴です。原料になる柿は、蜂屋柿(はちやかき)と平核無柿(ひらたねなし)の2種類の渋柿を使うのが一般的です。どちらの柿を使うかによって甘さや大きさが変わるため、注意が必要です。あんぽ柿作りは、福島県伊達市の農家で行われる冬の風物詩となっています。ゼリーや羊羹などと例えられることが多く、ただのドライフルーツではない贅沢感があんぽ柿の最大の魅力です。

旬の時期

あんぽ柿の出荷は11月から2月の冬の時期に行われます。秋に獲れた柿を利用して、畑に出られない冬の農閑期に作れることが特徴です。

羊羹のように柔らかくジューシーな食感で甘さのあるおいしさが特徴です。

歴史

大正時代に開発されたあんぽ柿の発祥は福島県伊達市です。名前由来は、宝暦時代に七右衛門という人が福島県の五十沢地区に柿を持ち込んで栽培したのがはじまりと言われています。江戸時代になると、その柿を天日干ししたものを「甘干し柿(あまほしがき)」と呼ぶようになりました。大正時代になり、呼び方が変化したものが「あんぽ柿」の由来です。あんぽ柿は、福島県の特産品として名が知られています。

産地

あんぽ柿は、福島県伊達市で作られる特産品です。

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