果物手帖
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陽豊柿

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特徴

「陽豊柿(ようほうがき)」の果実の大きさは240g前後でやや大きめで、「次郎柿」よりは「富有柿」に似た形をしています。色が写真でも分かるように非常に濃い橙紅色から茜色をしているのも目を引きます。果肉はやや固めですが熟すにしたがってさらさらした食感で口の中で崩れるようになっていきます。本来の品種的には種がいくつか入るようですが、出荷されているものは種無しがほとんどのようです。また、他の柿では種が入るはずの部分に少し口にコリッと食感が当たる部分がありますが、この「陽豊柿」はその部分がほとんど口に感じられず、果肉が口の中で良い具合に崩れていきます。生産量が少なく、市場にほとんど出回らない「幻の柿」と呼ばれています。

旬の時期

「陽豊柿」は中生種で、収穫は早いもので10月下旬頃から始まり12月初旬頃までとなっています。出荷もそれに合わせ10月下旬から12月中旬頃まで行われていますが、旬の時期は11月から12月初旬辺りとなります。

非常に多汁で甘く、完熟時には糖度が20度位まで上がるとされています。

歴史

「陽豊柿」は「富有柿」と「次郎柿」のかけ合わせから生まれた品種で、双方の良い所取りをしたような完全甘柿です。

産地

生産量が非常に少なく、現在最も多く生産している岐阜県のJAにしみの管内でも20t程しか出荷されていないとの事です。

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