特徴

「カリフォルニア」の大きさは250~400g程で、形は括れがなくたた縦長のずんぐりした感じですが、ラ・フランスのようにゴツゴツとはしていません。綺麗な色合いが特徴で、収穫時は黄緑色の地に赤色の部分が広がって見える果皮は、食べ頃になると地色が黄色になり、赤く染まった部分とのコントラストがまるで秋の紅葉を思わせます。華やかな香りと上品な色合いが美しく、贈答用としてとても人気が高い品種です。しっとりした甘さとみずみずしさ、口溶けの良い食感が特徴で、後味がさっぱりしているので次から次へと手が伸びてしまう味わいです。

旬の時期

収穫は9月中旬から下旬頃にかけて行われ、追熟を経て出荷されています。出回るのは10月に入ってからで、11月頃までとなっています。出盛りの旬は10月いっぱいとなります。

味

果肉は西洋梨らしいジューシーで滑らかな舌触りと芳醇な香りが強く、甘さも一般的なラ・フランスより甘く感じられます。

歴史

カリフォルニアは1959年にアメリカのカリフォルニア州立大学において「マックスレッドバートレト」に「コミス」を交配させ、得られた実生から選抜育成された西洋梨で、1974年にアメリカで植物特許が認められています。

産地

流通しているのは山形県産が多いようです。国内ではごく一部でしか栽培されていないようで、政府のデータにも記載されていません。