果物手帖
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蓮台寺柿

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特徴

「蓮台寺柿(れんだいじがき)」は上から見た形はやや四角張った長方形で、横から見ても扁平な形をしています。果頂部から放射状に次郎柿より多くの起伏があり、デコボコしています。種は無く、渋抜きされた果肉は緻密で歯がすっと入るほど柔らかく滑らかな感じです。不完全甘柿なので、渋みを含んだものが混じるため、渋抜きするか、渋が抜けるまで完熟させたづくし柿にして食べるか、または干し柿にして食べす。この地では干し柿にする際、柿が大きいので皮を剥いたものをいくつかに割って干されることが多く、そうしてできた干し柿は「ひなたやけ」と呼ばれています。きめ細かな果肉はとろけるように甘く、硬めが好きな人は届いてすぐに。柔らかめが好きな人は数日置いてからなど、熟し方をコントロールできるのも嬉しいポイントです。

旬の時期

収穫は9月中旬頃から11月中旬頃までです。旬は10月上旬から下旬頃となります。

きめの細かい柔らかな果肉と、まろやかでとろけるような甘さが特徴です。

歴史

伊勢神宮のおひざ元「伊勢市勢田町」に神宮祭主大中臣永頼(じんぐうさいしゅおおなかとみのながより)が建立したと伝えられる鼓獄山蓮台寺(こがくざんれんだいじ)にちなんで“蓮台寺柿”と名付けられ、約350年の歴史があり、これまで地元で大切に守られ続けてきました。もともとこの品種は病気や害虫に弱く、樹も老化が進んでいる事から保存する目的で1958年に伊勢市によって天然記念物に指定されています。

産地

主な産地は三重県伊勢市の勢田町、藤里町、前山町、宇治浦田町などとその周辺で、政府がまとめた平成24年産の栽培面積では20haとなっています。

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