果物手帖
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八雲

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特徴

「八雲梨(やぐもなし)」は、「二十世紀梨」の品種改良によってできた品種で、二十世紀梨よりはやや小ぶりですが透き通るきれいな果肉をしています。八雲の果実は二十世紀梨よりやや小ぶりで、果皮色は黄緑色の青梨です。透き通るきれいな果肉をしており、多少酸味はあるものの、みずみずしくて食味に優れています。しつこくない甘さで、爽やかな後味が楽しめる品種です。

旬の時期

「八雲」の収穫時期は8月上旬ごろから中旬にかけてです。生産者が少ないため、見かけた時に購入してみてはいかがでしょうか。

糖度は11度程度とさっぱりとした甘さで、果肉は軽やかな歯触りでとても歯切れがよく、果汁をたっぷりと含んでいて甘味と共に心地よい酸味もあり、とても美味しい梨です。

歴史

「八雲」は1927年、神奈川県立農事試験所で当時場長だった菊池秋雄氏が育成し命名された青梨品種です。当時すでに「二十世紀梨」は市場に広く出回っていたようですが、黒斑病に弱いという欠点があり、この病気に対する抵抗性を持つ、二十世紀に替わる品種を目指し、「二十世紀」に「赤穂(あかほ)」の花粉を交配し得られた実生から選抜育成されました。同じ時期に「菊水」も発表されています。

産地

「八雲」はとても古い品種で、現在ではほとんど見かけなくなっています。2019年産特産果樹生産動態等調査では銘柄としては記載されていますが、栽培面積は0となっています。

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