果物手帖
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凛夏

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特徴

「凛夏」は果実の大きさは 500g前後(系統適応検査では、平均果実重は307~616gで全国平均は448gとなっています)と大きく、果形は円形で揃いが良い傾向があります。果皮は黄褐色で果点はやや大きめですが全体に粗く分布、赤梨にしては豊水などと比べても表面は滑らかです。「凛夏」は近年の温暖化のなか、休眠期の高温によって花芽の枯死等の生育異常が発生している温暖な地域でも栽培しやすい品種となっています。幸水よりもさらに柔らかく、多汁でシャクシャクという食感が特徴で、優しい甘さとほのかな酸味のメリハリが楽しい梨です。

旬の時期

「凛夏」は「幸水」とほぼ同時期に成熟する早生の品種となっています。
産地によって収穫時期に幅があるようで、系統適応検査の結果では各地の試験場では「収穫中央日は8月5日~9月22日まで変異が見られ,全国平均値は 8 月 25 日」となっています。

果肉は白く、「幸水」よりも柔らかくジューシーで、糖度は13度前後で酸味が少しあります。

歴史

「凛夏」は農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が(「豊水」×「おさ二十世紀」)と「あきあかり」を交配し育成した大果で食味良好な早生のニホンナシです。育成の過程は以下の通りです。

産地

「凛夏」は九州など暖かい産地でも栽培しやすい品種とうたわれています。まだ、新しい品種という事もあり、農林水産省の2018年産特産果樹生産動態等調査では記録がありませんでした。

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