果物手帖
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秋麗

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特徴

「秋麗(しゅうれい)」は背が低めでやや扁平な形をしており、大きさは平均350g前後とされています。袋掛けして栽培されたものはサビもほとんど出ず綺麗な果実になるようですが、その分糖度が上がりきらないというデメリットがあります。一方で無袋栽培の場合は表面にサビが発生してしまうので見た目は劣りますが、甘さが強いことから見た目とのギャップに驚かれる人が多く、リピート率も非常に高い品種です。

旬の時期

秋麗の収穫は8月中旬から下旬にかけて行われ、市場には9月上旬まで出回ります。まだ産地が限られ、生産量も少ないので出回る期間も限られています。食べ頃の旬はお盆前後から8月いっぱいとなります。

糖度が13度前後ととても高くなり、食べた時にほとんど酸味が感じられないため、柿にも似た濃厚な甘さを感じます。白くて緻密な果肉はとてもジューシで甘い味わいです。

歴史

秋麗は農研機構果樹研究所において1982年に幸水と筑水を交雑させ生まれた青梨の品種で、2003年3月に品種登録されたまだ新しい梨です。
青梨といえば「二十世紀」が市場にメインに出回っており、新たに美味しい青梨を開発すべく農研機構果樹研究所で研究が進められた成果の賜物です。

産地

政府がまとめている生産量データで見ると、秋麗の生産出荷はまだ熊本県のみで、2010年には12.6tとなっています。

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