果物手帖
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王秋

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特徴

「王秋梨(おうしゅうなし)」は果実の大きさは極大、果皮色は黄褐、果形は楕円から倒卵形でやや縦長の形をしています。また果肉褐変というコルク状の果肉障害が発生しやすいという点があります。王秋梨は「大きな梨は味が薄い」という概念を覆すほどにコク深く、濃厚な味わいが楽しめます。シャリシャリと心地の良い音と共に、すっきりとした甘さの果汁が滴り落ちます。存在感のある見た目から、贈答用としてもとても人気の高い品種です。

旬の時期

王秋梨は晩生種で、10月下旬頃から収穫が始まり11月中旬頃まで続きます。収穫した時点では酸味があり、通常数日間貯蔵し、酸味が抜けて甘みが出てから出荷されます。

果肉は白く緻密でとてもみずみずしく、歯ざわりは柔らかいです。甘みにやさしい酸味が加わり、さっぱりとした上品な味が楽しめます。

歴史

王秋梨は農研機構果樹研究所において「慈梨(ツーリー)」という中国梨と「二十世紀梨」との交配種を元に更に「新雪」と交配させて生まれた品種で、2000年10月に品種登録された赤なしになります。

産地

王秋梨は2009年では鳥取県で10.2トン生産されているだけとなっています。福島県や大分県、高知県など他の産地でも個々の農園で少量生産されているようです。

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