特徴
「秀玉(しゅうぎょく)」の果実の形は扁平気味で、果実の大きさは約400g前後とずっしりとした重みが感じます。青梨ですが、表皮の色は黄緑の地に赤梨に良く見られる茶色い果点コルクが沢山あります。果肉は白いです。サイズを比較すると「幸水」や「菊水」よりも大きく、「豊水」と同じ程度の大きさとなっています。青梨の中でも生産数がかなり少ないので「幻の梨」とも呼ばれています。
旬の時期
秀玉の成熟期は育成地の茨城県で9月上旬となっており、二十世紀梨よりも早く市場に出回る青梨となります。
味
果汁があふれるほどジューシーで、比較的優しい食感でとても甘く、酸味はあまり感じられません。香りは少し弱く感じられます。
歴史
「秀玉」は1963年に農林水産省果樹試験場において、「菊水」に「幸水」を交配して生まれた交雑実生で、1986年に登録出願、1988年に品種登録されました。あまり栽培されておらず、市場に出回る数も限られている品種の一つです。
産地
福島県:1.5ha(40.5%)
千葉県:1.1ha(29.7%)
神奈川県:1.1ha(29.7%)