果物手帖
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リーガルレッドコミス

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特徴

「リーガル レッド コミス」は重さが300g前後、果形は首が長くない短びん形をしていて、最大の特徴は果皮の色が赤い事です。収穫時は赤褐色なのですが追熟すると鮮やかな赤色の縞状に着色していき、「ドワイアンヌ・デュ・コミス」の特性である芳醇な香りも受け継いでいます。西洋梨の中でも果皮が赤い品種は「マックスレッド・バートレット」や「メープルレッド」「カリフォルニア」などがありますが希少性が高く、見た目も綺麗なので贈答用などの需要があり、高級フルーツとして扱われています。洋梨特有の高貴な香りと、とろけるようになめらかな食感が存分に味わえる品種です。

旬の時期

「リーガルレッドコミス」の収穫時期は「ゼネラル・レクラーク」より10日程度遅く、「ラ・フランス」 より10日程度早いそうで、山形県では10月上旬ごろからとのことです。収穫後一定期間追熟のため貯蔵された後に出荷されるので、市場に沢山出回るのは11月に入ってからになります。

果肉は乳白色で、果肉は追熟すると緻密で滑らかな食感となり、果汁も多く糖度は15度ほどになります。 

歴史

「リーガル レッド コミス ( REGAL RED COMICE )」は1960年にアメリカ、オレゴン州においてチャールズ・キニー氏が自園で発見した「ドワイアンヌ・デュ・コミス」の枝変わりとされています。「リーガルレッドコミス」という名称は山形県の果樹苗木生産販売会社である株式会社イシドウの商標として2011年に登録されています。

産地

「リーガルレッドコミス」はまだ国内に導入されて間がないことや、一本の樹からの収量が少なく栽培が比較的難しいらしく、まだ生産者が少なく市場に出回る数もとても少ないです。2020年現在主な産地は山形県ですが、今回入手した宮城県の他、岩手県など東北地方各地の西洋梨の産地でも栽培が始まっているようです。

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