果物手帖
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なつしずく

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特徴

「なつしずく」の果皮色は黄緑色で、重さは平均で300gを超えるほど早生品種としては大果で「幸水」と同じくらいとなっています。小さな果点が密に分布し、無袋でもさびの発生が少ないのが特徴です。しっかり甘いわけではなく、さっぱりとした甘さを楽しむことができる品種で、甘さと酸味のバランスがよく、その爽やかな香りは夏の始まりを感じさせてくれます。食感は柔らかめのものやシャリッとしたものなどバラつきはありますが、どれも包丁を入れると果汁が雫となって滴り落ちるほどにジューシーです。

旬の時期

「なつしずく」の収穫時期は「幸水」より一週間ほど早く、産地によって山口県など早い所では8月上旬頃から始まり、東北など遅い所では8月下旬ごろからとなります。

果肉は軟らかく、多汁で、糖度は12度程度、酸味は少なく、食味が優れています。

歴史

「なつしずく」は国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が早生で栽培性が優れ、品質優良な品種の育成を目的として「平塚25号」(「幸水」×「菊水」)に「筑水」を交配して得られた実生から選抜育成した青梨品種です。

産地

「なつしずく」を栽培出荷しているところは少なく、令和元年産特産果樹生産動態等調査を見る限りでは全国の栽培面積の記録は山口県の1.5haのみとなっています。
また、個々の農園で少量ずつ栽培され、産地の直売所などで販売されている程度のようです。

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