果物手帖
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デュセス・ダングレーム

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特徴

「デュセス・ダングレーム」の果実の形はラ・フランス程ではありませんがすこしごつごつした感じで、ラ・フランスよりは背が高く下膨れの洋ナシ形をしています。大きさは300~350g程で表皮の色や斑点の具合などはラ・フランスとよく似ています。

旬の時期

収穫時期は10月中旬あたりで、市場に出回る数も少なく、ほんの一時期しか出回らないと思われます。

熟した果肉は少し舌にざらつきが感じられるものの、西洋梨特有の香りと歯を使わずとも口の中で崩れるジューシーな食感が楽しめます。甘さは特別甘いという事はありませんが、優しい酸味とともに上品な味わいがします。

歴史

デュセス・ダングレームはフランスのアンジュ地方でM.Anne Pierre Andussonによって世に送り出された西洋梨の品種で、1812年に『Poire des Eparannais』として売り出されました。その後1820年、公爵夫人D'アングレームに敬意を表し、名前を冠する許可を求めフルーツのバスケットを彼女に贈ったそうです。すると彼女はこれを認め、以後この西洋梨は「デュセス・ダングレーム」という品種名で通るようになったと言われています。

産地

現在フランスではあまり栽培されていないようです。苗木はアメリカなど各地で販売されてはいるようです。国内には大正時代には既に入ってきていたのではないかと思われますが、目立つことなく、わずかに栽培され続けているようです。政府の統計データには記載がありません。

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