果物手帖
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国見

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特徴

「国見(くにみ)」の果皮は赤みがかった茶色で光沢があり、果重は約25g前後で肉質はやや粉質で、円形に近い丸みを帯び、肉厚の形状をしています。最も大きな特徴として、栗の天敵クリタマバチや、甚大な被害をもたらすモモノゴマダラノメイガに対して強いことが挙げられます。農林省が開発した数々の栗の品種には、クリタマバチには耐えられても、モモノゴマダラノメイガに対しては万全とはいえないものも少なくないため、この国見は耐虫性に対して抜きんでた性質があるとされています。

旬の時期

お彼岸の頃に最盛期を迎える早生種で、早いものは9月上旬頃から食べることができます。

甘味と風味は少ないので甘露煮などの加工用としても使われています。

歴史

「国見」は「丹沢」と「石槌」を交配して育成され1983年に品種登録されました。名称は、栗の産地である、熊本県の国見岳が由来しています。

産地

国見は熊本県や静岡県を始め、東北地方から九州地方まで広く栽培されている品種です。

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