果物手帖
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丹沢

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特徴

「丹沢」はシーズンの中で最も早く収穫時期を迎え市場に出回る早生栗の代表品種です。栗全体で見ると筑波に次いで多く作られている品種で、全体の17%を占めています。やや大粒のおにぎり型で、表面の艶が鈍く光ります。実の肉質は粉質で粘りがなく、加熱するとホクホクに変化するのが特徴で淡白な味わいで香りが少ないので、料理やスイーツなど幅広く活用できるのも魅力の一つです。

旬の時期

丹沢栗は早生種のクリで、8月中旬~10月初旬頃まで続きます。旬の時期は8月下旬から9月下旬となります。

甘味と香りは優しく利平などに比べると弱く感じられるかもしれません。

歴史

丹沢は1949年に乙宗(おとむね)に大正早生(たいしょうわせ)を交配し出来た実生から選抜育成された品種で、1959(昭和34)年に「くり農林1号」として農林認定されています。第二次世界大戦中に中国大陸からもたらされたクリタマバチによって、日本の栗は大きな打撃を受けました。このクリタマバチに耐性のある栗の生産のために、農林省が品種改良し誕生した品種です。

産地

熊本県:600.9ha(28%)
茨城県:373.4ha(17%)
宮崎県:167.7ha(9%)
長野県:116.5ha(7%)
大分県:102.0ha(5%)

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