果物手帖
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ビルベリー

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特徴

「ビルベリー」はブルーベリーの一種で、果皮は青紫色で果実は約7㎜と小さくかわいらしい見た目です。木の大きさは20~60㎝の落葉性の低木です。果肉が柔らかいのでつぶれやすく、強い酸味があることが特徴です。そのため、一般的にビルベリーの果実を生のまま食べることは少なく、ほとんどはジャムやジュースに加工して食べられています。ブルーベリーは白い果肉に対し、ビルベリーの果肉は内部まで青紫色をしています。この青紫色は目に良いといわれている「アントシアニン」が含まれているからで、ブルーベリーの中で最も多く含まれているといわれています。近年では、サプリメントの原料として利用されることも多いです。

旬の時期

春から初夏にかけて花を咲かせ夏に実を付けます。収穫時期は7月から8月頃です。

強い酸味があることが特徴で、生のまま食べることは少なく、ほとんどはジャムやジュースに加工して食べています。

歴史

ビルベリーの果実や葉は、古くから食用や薬としても人々の生活と密接に関係してきました。北欧ではジャム・ジュース・シロップ漬けなどにして整腸剤として食べられています。また第二次世界大戦中、ビルベリーのジャムが大好きで、毎日食べていたイギリス空軍のパイロットが夜間飛行や明け方の攻撃の際、「薄明かりの中でも、物がはっきりと見えた」と証言したのをきっかけにイタリアやフランスでブルーベリーの機能性の研究が始まりました。その結果、ビルベリーに含まれるアントシアニン色素に目の働きを良くする効果があることが判明しました。

産地

ビルベリーの原産地は北欧で、スカンジナビア半島から標高の高い南部ヨーロッパ地帯にかけて広く自生しています。ビルベリーの加工品はスウェーデンやフィンランド、ノルウェーを中心に生産されています。

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