果物手帖
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はちきん/黒美人

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特徴

「はちきん」と呼ばれるスイカは、「黒美人」と呼ばれる品種のブランド名です。「黒美人」の中でも糖度が12度以上の優れた甘さを持つスイカだけが、「はちきん」のブランドを背負って出荷されます。ですので、どの「はちきん」スイカを選んでも、どれも必ず甘いと確約されることになります。
黒美人はフタバ種苗卸部が販売する「スイカ美人シリーズ」の一つで、果皮が黒っぽく見えるほど濃い緑色をしており、果形が長楕円形の品種です。「スイカ美人シリーズ」にはこのほか「甘美人」と黄皮の「金美人」があり、いずれも長楕円形で果肉は赤いスイカです。「黒美人」のスイカは、果重2~3.5kgの小玉サイズ。1人暮らしの方や、毎日少しずつスイカが食べたい人におすすめのサイズ感です。形は球形ではなく、長楕円形で、よく見るとスイカ特有の縦縞模様がうっすらと見えます。果皮が厚いので日持ちが良い品種です。

旬の時期

フタバ種苗が販売している「黒美人」の紹介では、収穫時期は冷涼地では6月下旬から9月初旬、中間地で6月中旬から9月中旬、暖地で5月中旬から9月下旬となっています。また、沖縄では通年収穫が可能となっています。「はちきん」はハウス栽培により11月頃から1月頃にかけての冬と、5月から6月中旬頃にかけての初夏に出荷されています。

はちきんは糖度12度以上で甘く、シャリ感もしっかりと感じられるスイカです。

歴史

「はちきん」はJA高知県新居支所管内で作られた「黒美人」西瓜のブランドで、同じく高知県のブランド西瓜である「ルナピエナ」と同じように空中立体栽培による一樹一果採りにより、高糖度でスイカ全体がムラなく同じ色に仕上がっているのが特徴で、糖度は12度以上となっています。糖度が満たないものは「黒美人」として出荷されます。名称は高知弁で「男勝りの女性」を指す「はちきん」に因んでいます。

産地

「黒美人」スイカは種子が一般に販売されており、全国どこの産地でも栽培することができます。産地として知られているのは「はちきん」ブランドで生産出荷している高知県新居地区で、それ以外は個々の農園で作られている程度で産地化を進めているところはまだないようです。

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