果物手帖
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古都華

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特徴

「古都華(ことか)」の果実の大きさは小さめの縦長で、果実の形は円錐形をしています。果皮が濃いルビー色をしており、果肉の色は橙赤、中心部では白、果実の空洞は無又は小さいとされています。イチゴは収穫時期によって酸度が変動することがありますが、古都華はシーズンを通して味のばらつきが少ないという特徴もあります。奈良県のイチゴといえば「あすかルビー」が有名ですが、それから10年ごしのオリジナル新品種となっています。非常に品質が良く、見た目の色形も良いので「あすかルビー」よりも高い値で取引されています。

旬の時期

古都華は12月頃から出荷され、5月下旬頃まで出回ります。

果皮はツヤのある赤色で香りが強く、糖度と酸度が高めで深みのある濃厚な味わいです。

歴史

古都華は奈良農総センターにおいて当センターが育成していた「7-3-1」を子房親とし、それに「紅ほっぺ」を花粉親として交配し育成された 新しい品種で、2009年に品種登録の出願が出され、2011年に登録されています。古都華という名前は公募の中から選ばれました。古都華を発表した翌年の2010年が「平城遷都1300年」だったこと、そして古都である奈良を飾る新たな「華」になってほしいとの思いから命名されたそうです。

産地

古都華は奈良県のオリジナル品種で、現在まだた府県への利用許諾は出ていないようです。2021年の栽培面積はおよそ10haとなっています。

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