果物手帖
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雪うさぎ

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特徴

「雪うさぎ」の果実の平均果重は35gと大玉で、光沢のある円錐形。果皮は基本的に白ですが、シーズン後半になるとピンク色に染まりやすくなります。中の果肉はきれいな白色をしています。果皮がかたいため輸送性がよく、日持ちもするので日本各地への発送はもちろん、海外への輸出も行われています。春になってピンクに色づいてしまったものは「さくらいちご」というブランドで販売されています。生産量は極わずかなため、その希少性から価格もとても高価なイチゴとなっています。桃のような華やかな香りとトロピカルな甘さが特徴で、通常の白いちごと違い、しっかりとした食感を楽しめる品種です。見た目も美しく、食味に優れているのでギフトとしても大変おすすめです。

旬の時期

「雪うさぎ」は12月中旬辺りから収穫が始まるようです。春以降、気温があがると日に当たる部分がピンク色に色付きやすくなり、収穫は4月までとなっています。

中の果肉はきれいな白色で、甘味があって酸味は少なめ。ほんのり桃のようなフルーティーな香りがするのも特徴です。

歴史

「雪うさぎ」は佐賀県の井手重夫氏によって育成され、2014年に品種登録された白いちごです。詳しい来歴は不明ですが、元々は育成者の井手氏が知人からもらった突然変異の白いちごの苗を商業栽培していた「おおきみ」と自然交配させ、選抜・育成を繰り返すことで誕生しました。2013年には井出氏を中心に「唐津スノーベリー協会」が設立され本格的に市場に出荷されるようになりました。雪うさぎという名前の由来は、いちごのつぶつぶ(そう果)が赤くなり、まるでうさぎの目のように見えるからだそうです。

産地

「雪うさぎ」は佐賀県唐津市の「唐津スノーベリー協会」の会員しか栽培していません。2021年現在、5軒の農家が会員として生産されています。

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