果物手帖
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コナドリア

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特徴

「コナドリア」の果実は50~100g程のやや小ぶりの大きさで、果形は短卵形で果皮は黄緑色をしています。果頂部の口は熟しても閉じたままで、蜂やハエなど虫の侵入を防ぐと共に、雨による腐敗を防いでくれます。干しイチジク向けの品種としても用いられています。夏果専用品種とされ、豊産性が非常に高いことと、熟しても先の口が閉じたままなので、雨などによる腐敗や虫の心配が少ないという特徴があります。どことなくメロンのような香りを感じ、果肉はジューシーでトロトロ。酸味のない優しい甘さで、独特の風味が控えめなのでいちじくが苦手な人にもおすすめの品種です。

旬の時期

夏果専用品種とされていますが、国内での収穫期は8月中旬~9月下旬あたりが最も多くなる時期と思われます。

果肉は柔らかくねっとりとており、糖度は15~17度程でバランスが取れた美味しさが感じられます。

歴史

コナドリアはアメリカのイチジクの育種家として知られるアイラ・コンディット氏によって生み出され、1957年に公開された白イチジクの品種です。名称は開発者の名前"コンディット"と干しイチジクを育んだ"アドリア(海)"との組み合わせで付けられたそうです。近年バナーネやキングなどの白イチジクが各地で作られるようになってきましたが、このコナドリアもその中の一つです。

産地

「コナドリア」の栽培面積・生産量等の情報についての記事がございませんでしたが、富山県、兵庫県、石川県等で栽培されているようです。

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