果物手帖
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ぽろたん

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特徴

「ぽろたん」の果実は和栗の中でも大きめで、一粒が30g程度。形はやや腰高で「国見」によく似ており、表皮は赤みを帯びた茶色で、座は小さいです。名前の通り渋皮が「ぽろっ」と、とても剥きやすいということが特徴です。中国栗の渋皮が剥きやすいというのが一般的ですが、このぽろたんは日本栗でありながら加熱すると同じように綺麗にむくことが出来ます。果肉は黄色く、粉質で甘味がありますが、粉質が強いため煮崩れしやすいという面もあります。また収穫してすぐは糖度が3~4%程しかなく甘味が少ないのですが、氷温で1~2ヶ月貯蔵することで糖度が2倍以上になり、とても甘くなるとされています。

旬の時期

収穫は9月中旬頃から下旬頃にかけてで、その後1~2ヶ月貯蔵し糖度が増した10月中旬頃から11月上旬が旬の時期となります。

甘くほくほくしています。

歴史

「ぽろたん」は1991年に茨城県つくば市の農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構)において、「209-5」(「森早生」×「改良豊玉」×「国見」)に「丹沢」を交配し、その実生の中から選抜・育成された和栗の一種で、渋皮がつるっと綺麗に剥けるという画期的な特徴を持った品種として2006年に命名、登録申請、翌2007年10月に品種登録されました。

産地

熊本県:73.3ha(33.03%)
埼玉県:25.9ha(11.67%)
茨城県:25.3ha(11.4%)
東京都:13ha(5.86%)
宮崎県:11ha(4.96%)

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