果物手帖
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丹波栗

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特徴

「丹波栗」とは、栗の品種名ではなく、昔の丹波国(現在の京都府中部、兵庫県東辺の一部、大阪府北辺の一部)で栽培される和栗の総称です。この地域の特徴でもある昼夜の気温差が大きいことは、栗の栽培にも適していて、盛んにでんぷんが作られるため甘くて美味しい栗が育ちます。形は平で皮の光沢はやや少なく、大粒であることが特徴です。特に大きいものになると、成人男性の手でも3~4粒しか乗らないほどの大きさです。大粒ながらとても繊細で上品な甘さを持ち、栗特有のまろやかな香りもしっかりと感じられます。しっとりとした口当たりなので、蒸しただけで美味しくいただけますが、和菓子などにアレンジしても楽しめます。

旬の時期

8月~10月に収穫されます。

ねっとりとした粘着性と甘みがあるので、和菓子にも適しています。

歴史

丹波栗の歴史はとても古く、日本に伝存する最古の正史である日本書紀や、古事記、万葉集にも丹波栗を思わせる記載がみられるほどです。奈良時代から平安時代になると、栗は宮廷貴族の食べ物として重要視されるようになり、栗作りが盛んになっていきました。平安時代に作られた「延喜式」という律令書には、丹波国の栗の貢進のことが記されており、この頃にはすでに丹波栗は丹波国の名産品として認知されているということがうかがえます。

産地

昔の丹波国(現在の京都府中部、兵庫県東辺の一部、大阪府北辺の一部)です。

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