特徴

「イエローキング」は表面に網目（ネット）がないノーネットメロンです。大きさは800～1200ｇ程の小玉サイズになり、形は球形から長球形の形です。果皮の色は濃黄色なので、遠目で見ると球形のものはグレープフルーツのような見た目をしています。名前の由来は、黄色くて大きな外見から「イエローキング」と名付けられたそうです。果肉は淡白緑色で厚く適度に柔らかい､熟すと果肉が半透明になってきます。珍しい見た目と上品な甘さ、日持ちの良さから、贈答品としても人気が高い品種です。

旬の時期

収穫出荷の時期は産地にもより、早い熊本など九州では4月中旬頃から始まります。最盛期は5月頃から7月中旬頃までとなります。

味

糖度が14～15度に安定し、甘くまろやかで食感も適度に柔らかく美味しいです。

歴史

イエローキングは萩原農場で育成され、1997年に発表されました。似た品種に「キンショーメロン」がありますが、キンショーメロンはイエローキングに比べサイズが少し小ぶりで楕円形で果皮の色が濃いです。またよく似ている品種として「クレオパトラ」や「エリザベス」といった品種もあります。

産地

熊本県、愛知県、岐阜県等で栽培されているようです。