果物手帖
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とちおとめ

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特徴

「とちおとめ」の果皮の色は鮮赤で果形は女峰の特徴を受け継いで比較的整った円錘形をしています。果実の大きさは大きく、果肉色は淡紅、果心の色は紅赤をしています。果実の光沢は良く、果実の溝はかなり少ないです。香りも収穫後間もないものは甘く強い香りが立っています。とちおとめは全国的に見ても現在最も多く作られている品種ですが、主に関東で消費され、関西では「あまおう」の方が多く、「さちのか」や「さがほのか」など九州産が多いようです。2018年産の全国のいちご出荷量で栃木県が30年連続全国1位となりましたが、その大部分を「とちおとめ」が占めています。栽培面積で見ても少なくとも平成22年まで全国の3割以上を占めトップとなっています。果汁をたっぷりと含んだ果肉はしっかりとした食感を感じ、強い甘さと程よい酸味が交互にやってきます。みずみずしくて”苺らしい”安定した味わいを堪能したい人におすすめの品種です。

旬の時期

「とちおとめ」は生産者が多く、産地も関東から東北地方にまで及ぶため、市場に出回る期間も長いです。早い所では11月下旬ごろから出荷が始まり、5月一杯まで続きます。収穫の最盛期は2~4月にかけてで、その期間が旬と言えます。

甘味酸味のバランスがよく、果肉も締りがある割りに果汁は十分にあるイチゴです。

歴史

「とちおとめ」は栃木県農業試験場栃木分場において「久留米49号」に「栃の峰」を交配して選抜・育成された品種で、1996年に品種登録されました。栃木生まれで関東の主流品種です。かつては「女峰」などが作られていましたが、徐々にこの品種に切り替えられ、現在では栃木県の主要品種となっています。

産地

「とちおとめ」は栃木県をはじめ茨城県や千葉県など主に関東で多く作られています。観光農園でのいちご狩りでも主流品種となっています。

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