果物手帖
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秋姫

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特徴

「秋姫」は果形が円形~楕円形で、大きさは150~200g程の大玉の品種となります。果皮は全体に黄色い地色に赤紫から赤褐色に色付き、着色の過程では色付き始めた面に黄色い斑点が残ります。また、果肉は黄色で種と果肉の身離れは悪くなく、果実表面の割れ目に沿って種まで一周ナイフを入れて両側を軽くひねると綺麗に半割りにする事ができます。種の下(果頂部側)に空洞ができやすいようですが、ケルシーのように大きなものではありません。すももというと果肉がしっかりとしていて硬めのイメージを持ちますが、秋姫はとても柔らかくて見た目も味わいも成熟を連想させるすももです。甘さも強いので、ヨーグルトと合わせて食べると酸味とのバランスを楽しめます。

旬の時期

秋姫の熟期は育成地の秋田県において9月中旬から下旬となっており、収穫時期は9月初旬頃から10月中旬頃です。旬の時期は9月中旬から末頃までとなります。

糖度が14度前後と甘く、酸味は穏やかで渋みなどはありません。

歴史

秋姫は1963年頃に秋田県湯沢市において小嶋昭一郎氏が自園で発見した偶発実生とされる大きなスモモで、1989年に株式会社天香園より「サープライズ」という品種名で苗木が発売されました。その後1991年に秋姫に改名し品種登録されました。

産地

山形県:79.7ha(76.78%)
長野県:14.8ha(14.26%)
青森県:5.4ha(5.2%)
福島県:2.6ha(2.5%)
群馬県:1.3ha(1.25%)