果物手帖
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サマーエンジェル

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特徴

「サマーエンジェル」は果実は丸型で重さ150gほどの大玉。果皮は紅色で、果肉は淡黄色をしています。親である「ソルダム」の果皮は緑~赤色、もう一方の「ケルシー」は果皮が緑色なので、親とは果皮の色が若干異なります。味わいは甘さよりも酸味がやや強めなので、そのままではもちろんケーキやタルトのトッッピングに活用するとアクセントとなり美味しく召し上がれます。香りは控えめですが、なめらかな果肉は食べやすく、奥深い味わいが堪能できます。

旬の時期

サマーエンジェルが多く出荷されるのは7月後半から8月頃です。

糖度が高いので、甘味が強く、適度な酸味もあって味は濃厚。香りは弱いですが、繊維が少なく果汁が豊富で食味に優れた品種です。

歴史

サマーエンジェルは山梨県がオリジナル品種を開発すべく、1991年に山梨県果樹試験場(山梨市)において、山梨県果樹試験場(山梨市)において、「ソルダム」に「ケルシー」を交配し、その実生の中から選抜、育成されたスモモで、2001年に登録出願、2005年に品種登録されています。「サマービュート」とは同時期に同じ試験場で生まれています。

産地

山梨県:56.5ha(82.24%)
長野県:3.1ha(4.51%)
福島県:2.4ha(3.49%)
青森県:2.3ha(3.35%)
山形県:2.2ha(3.2%)