果物手帖
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キンショーメロン

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特徴

「キンショーメロン(キンショウメロン)」は果皮に網目(ネット)がなく表面がツルっとしたなめらかなノーネットメロンです。やや縦長の楕円形をしていて、メロンの印象は緑色ですがキンショーメロンは外皮が黄色です。遠目で見るとグレープフルーツのような見た目をしています。重さは400g~600g程度のSサイズクラスですが、親のマクワウリと比べると大きいサイズです。果肉は白色またはクリーム色です。最近では高糖度で優秀なネット系メロンの品種開発が進んだことにより、キンショーメロンの栽培は衰退し市場ではほとんど見かけることがなくなりました。

旬の時期

収穫時期は産地によって多少ずれはありますが、早いもので4月中下旬頃から始まり、7月のはじめ頃まで続きます。食べ頃の旬は最も多く市場に出回る5月~6月にかけてとなります。

果肉はほどよい甘味があり、サクっとした食感でみずみずしく、後味はさっぱりとしています。一般的なメロンに比べて果肉はかためですが、追熟させると少しやわらかくなります。

歴史

キンショーメロンは果皮が黄色いマクワウリにスペイン系メロンを交雑して生まれた白肉のノーネット系メロンです。1962年にデビューしたプリンスメロンに続き、1968年にデビューし、まだメロンと言えば庶民の口には入りにくい高級マスクメロンしかなく、プリンスメロンと並び手頃に食べられるメロンとして一気に広まりました。しかし、その後次々にもっとメロンらしいメロンの新品種が登場しプリンスメロンとともにその栽培者が減っていき、今ではあまり見かけないメロンとなっていますが、根強いファンもいて現在も市場に出回っています。

産地

主な産地はメロン産地として知られる茨城県や千葉県をはじめ、神奈川県や九州の熊本県、それに愛知県などとなっています。

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