果物手帖
果物手帖

峰満イエロー

峰満イエロー
果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

シェアしよう!

果物手帖

特徴

「峰満(ほうまん)イエロー」の果実の大きさは秋姫の系統だけあって140~180g程と大きめで、形はやや果頂部が高い傾向にあります。果皮は全体に美しい黄色で果粉に覆われており、果肉は黄桃のように黄色く、種の周りはやや色が薄く白っぽくなっています。秋姫と同じように、種と果頂部の間に空洞ができやすいようです。熟す前は肉質がやや固めですが、熟すと黄桃と同じくらいになり、袋がけ栽培することにより、とても美しい黄色のスモモとして収穫され、秋姫の味の良さも引継ぎ、近年非常に人気が高まっている品種となっています。

旬の時期

峰満イエローは秋姫より更に晩生で、日本すももとしては、季節はずれの9月下旬頃から10月上旬に収穫されます。市場に出回るのは10月上旬から中旬の間のほんの一時期となります。

果肉の甘さや風味はとても甘くジューシーで、皮の部分に含まれる酸味も強くありません。

歴史

峰満イエローは山形県上山市の鈴木秀峰園において発見された「秋姫」の枝変わりから選抜育成されたもので、品種登録はされておらず、鈴木秀峰園によって商標として登録されています。

産地

峰満イエローは山形県上山市の鈴木秀峰園をはじめ、その近隣の数軒でしか栽培されていない貴重な品種となっています。