特徴

「花螺李（がらり／からり）」の果実は30～50gほどと小さく、果皮は赤紫色～濃紅色で、完熟すると黒っぽい紫色に着色します。果肉も同様に色素が多く、濃紅色から黒紫色をしています。果肉がかたくて日持ちがよいのも特徴です。小ぶりながらジューシーで柔らかい果肉はキリッとした酸味を強く感じるので、酸っぱさが苦手な人はジャムやスムージーなど加工すると美味しく食べられます。

旬の時期

花螺李はほかのすももに比べて旬の時期が早く、出回り時期は5月下旬から6月頃です。

味

酸味が強いので果実酒やシロップ漬け、ジュース、ジャムなどに向いてるそうです。別名で奄美すももとも呼ばれています。

歴史

花螺李は台湾原産で、昭和初期頃から鹿児島県の奄美大島や沖縄県で栽培されています。奄美大島では「奄美すもも」や「奄美プラム」とも呼ばれ、島の特産の1つになっています。

産地

主な産地は鹿児島県です。