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果物手帖
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スイートビーナス/スウィートビーナス

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特徴

「スイートビーナス」の大きさは250〜350gでネクタリンとしては大玉になり、果形は円形で果丁部は少しへこみがち。果皮は地色は黄色で部分的に赤く色付き、果肉は果皮の地色とほぼ同じ黄色で種の周りがほんのり赤く色付きます。幻のネクタリンとも呼ばれるスイートビーナスは、南国を連想させる華やかな香りとねっとりとした濃厚な甘さを存分に味わえます。マンゴーと桃のいいとこどりのような食味の良さで、冷やして食べるのがおすすめです。

旬の時期

収穫時期は産地によって若干のずれがあり、岡山県や和歌山県、山梨県などでは8月中旬ごろから9月上旬、山形県や青森県では9月上旬ごろから中旬にかけてとなっています。

肉質はやや溶質で多汁。酸味が少なく甘味が強く、渋みや苦みはなく食味がとてもいい品種となっています。

歴史

スイートビーナスは1994年に福島県伊達郡の高橋忠吉氏が「西野白桃」、「ファンタジア」及び「フレーバートップ」を栽培する自園において収穫した「西野白桃」の果実から生まれた実生の中から選抜、育成した大玉のネクタリンで、2001年に株式会社天香園によって登録出願、2004年に品種登録されています。

産地

農林水産省の統計にはまだ記載がなく正確な栽培面積や収穫量は不明です。現在の主な産地は山形県や青森県などとなっています。