特徴
「シンジョウ」は果重90~110gでやや大きく、果形は丸く縫合線のくぼみは浅いです。果肉は黄色く、香りが強いのが特徴となっています。
旬の時期
「シンジョウ」収穫時期は6月下旬で、市場に出回る期間は2週間程度と短い品種です。
味
繊維感が少なくち密で糖度は13~15度と高く、酸味は少なめとなっています。
歴史
「シンジョウ」は田辺市新庄(しんじょう)町において育成者森山唯雄氏、濱本寿和氏の自宅庭で昭和20年ごろから栽培されていた偶発実生とされ、JA紀南によって1990年から増殖しながら品種特性の安定を確認し、1999年に登録出願、2002年に品種登録された和歌山県のオリジナル品種となるスモモです。
産地
「シンジョウ」は和歌山県のJA紀南の管内だけで栽培出荷されています。主な産地は田辺市をはじめ上富田町などとなっており、JA紀南管内では20軒ほどの農家で栽培されているそうです。