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果物手帖
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太陽

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特徴

「太陽」は大石早生、ソルダムに次いで多く作られている代表的なスモモの品種です。果実は120gから150gと大きく、果皮の色は黒っぽく見えるほど濃い鮮紅色に色付きますが、表面にブルームがたっぷりと付くので白く包まれたようになりとても美しいスモモです。完熟すると紫がかった紅色になり、ヒビのような細い線が同心円状に入る「輪紋」が見られることがあります。果肉は乳白色でやや硬めですが果汁が多く保存性にも優れています。また肉からタネを取りやすい性質で、タネ離れがよくて食べやすいのもポイントです。そのままではもちろん、コンポートにするのもおすすめの食べ方と言われており、その際「太陽」自体の甘さが濃いので砂糖は控えめにするのが良いです。また、ジュースにするのもおすすめで、種をとり水や蜂蜜などとミキサーにかけたフレッシュジュースは、炭酸水や果実酒とも相性抜群なのでぜひお試しください。

旬の時期

収穫はハウス物が6月中旬ごろから始まり7月中旬頃までとなり、続いて露地ものが8月下旬頃までとなります。最盛期の旬は6月の下旬から8月の中旬頃までとなります。

味は糖度が高めで完熟すると酸味が抜けて強い甘味が感じられます。

歴史

山梨県の農園で発見され、1969年に命名されました。塩山市に原木がありますが、親品種など来歴はわかっていません。

産地

山梨県:115ha(56.29%)
長野県:25.5ha(12.44%)
山形県:21.1ha(10.29 %)
和歌山県:17ha(8.29%)
群馬県:12.2ha(5.95%)