果物手帖
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秀峰

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特徴

「秀峰(しゅうほう)」はネクタリンの中でも最も晩生種で、果実は260~300gでネクタリンの中では大玉になります。果形はやや縦長の球形で、果皮色は橙黄色の地色に鮮紅色から濃紅色に着色し、外観が美しいとされています。果肉は橙黄色で種子と接する部分が赤く着色します。緻密な果肉は歯応えを感じますが、その一方で豊富な果汁を持っているのでジューシーな味わいです。数あるネクタリンの中でも甘さが強い品種なので、ネクタリン特有の酸味が苦手な人でも美味しくいただけます。

旬の時期

収穫は長野県で8月中旬~9月上旬にかけて、山梨県で8月下旬~9月上旬、青森県では9月下旬となっています。旬の時期は8月下旬~9月上旬となります。

糖度12~13度で甘みと酸味のバランスがよく食感、食味ともに良好です。

歴史

「秀峰」は長野県上田市の曽根悦夫氏が、「興津」の偶発実生から育成した品種とされ、ネクタリンと桃の交雑実生と考えられています。1970年頃発表されて以来、食味の良さや大玉になることなどから栽培面積を広げ、ネクタリンの中ではファンタジアに次いで広く作られる品種となっています。

産地

長野県:11.3ha(43%)
福島県:6.3ha(24%)
山梨県:5.6ha(21%)
青森県:3.2ha(12%)