特徴
「李王(りおう)」の果実は90~120gほどの重さでやや大きく、熟すと果皮の色は紅色~赤紫色になります。果肉は淡黄色で、切り口から果汁が滴るほどのみずみずしさが特徴です。
旬の時期
李王の収穫時期は育成地の山梨県アルプス市において7月上旬に成熟する早生種となっています。主な産地の青森県ではもう少し後にずれ7月下旬から8月中旬頃になると思われます。
味
果肉は緻密でやわらかく、糖度は13度前後で甘味が強くて酸味はおだやか。また甘い芳香があり、豊かな風味を味わうことができます。
歴史
「李王」は山梨県中巨摩郡甲西町落合(現:南アルプス市落合)において深沢渉氏が育成した「大石中生」と「ソルダム」との交雑実生の早生種で、1988年に種苗法に基づき登録申請、1990年に品種登録されています。
産地
主な産地は青森県で1haです。